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エスエスモール工法泥濃式
工法の説明
エスエスモール工法は、掘削部の切羽安定を図りながら、テールボイドの形成により 長距離・急曲線を低推力で施工できます。 巨礫破砕型掘進機・分割回収型掘進機・小立坑回収型掘進機・超急曲線専用掘進機を揃え、 あらゆる施工に対応できます。
切羽安定の考え方
切羽に圧送された地下水圧以上の圧力(地下水圧+0.02MPa)をもつ高濃度泥水は、地山側に浸透流を生じつつ、この浸透流により高濃度泥水が地山に目詰作用を発生させ、掘削面すべての方向の土粒子に完全密着するマッドフィルムが形成される。このマッドフィルムが、泥水圧を受け地下水を封ずるとともに、土粒子を固定し、ゆるみ土圧を発生させない。地山側は常に受圧状態におかれ、掘削面すべての面で高安定が得られる。
特 徴
テールボイド内に高濃度泥水を充満加圧させることで管外周面抵抗値を低下させ、長距離推進を実現する。
高濃度泥水による圧力バランスが良好なため、地盤に与える影響が他工法に比べ極めて低い。軟弱地盤から玉石層まで広範囲の土質に対応可能。
排出方法は、切羽から機内までは圧力差圧と高濃度泥水の流動性を利用、機内から坑外までは真空吸引装置により流体輸送する。
標準機は、玉石を丸ごと取り込み、呼び径の1/3まで対応出来る。
巨礫対応型は、呼び径の100%まで対応可能。
15Rの超急曲線推進が可能。
1スパン元押しのみで、500m程度の長距離推進が可能。
推進設備がコンパクトなので、狭い仮設ヤードでの施工が可能。
発進、到達以外で補助工法を必要としない。
掘進から固化処理までをシステム化。
経済効率が高い。
分割回収型エスエスモールにより、小立坑施工が可能。
工法概念図
摘要範囲
立坑寸法
施工実積
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