GEO-LEAD

サクセスモール工法泥濃式 環境対策・リサイクル型

 

工法の説明

サクセスモール工法は、従来の泥濃式・泥土圧式推進工法の利点(長距離、礫対応、急曲線、省スペースヤードetc.)を活かしながら資源環境、作業環境の問題点を改善し、 あわせてトータルコストの削減を追及した新工法です。

切羽安定の考え方

切羽に圧送された地下水圧以上の圧力(地下水圧+0.02MPa)をもつ高濃度泥水は、地山側に浸透流を生じつつ、この浸透流により高濃度泥水が地山に目詰作用を発生させ、掘削面すべての方向の土粒子に完全密着するマッドフィルムが形成される。このマッドフィルムが、泥水圧を受け地下水を封ずるとともに、土粒子を固定し、ゆるみ土圧を発生させない。地山側は常に受圧状態におかれ、掘削面すべての面で高安定が得られる。

特 徴

  1. 資源環境を改善
    従来の泥濃式・泥土圧式推進工法においては、掘削により発生した泥土を全量場外処分しておりましたが、環境対策の見地から、これらの場外に排出する絶対量を極力削減する方法として、 シャワー機能付き連続土砂分級装置(マスターR)を完成しました。
  2. 各種面盤の対応により、巨礫、転石、岩盤などにも対応出来ます。
  3. 高トルクを有しており、面盤での一次破砕、コーンクラッシャによる二次破砕を行い、連続排土が可能な構造となっております。
  4. 方向修正は、二段中折方式を採用しており、急曲線施工に対応出来ます。
  5. 長距離・曲線施工時の精度管理は、地上で計測する電磁波探査と機内に設置しているジャイロコンパスや液圧レベル計により、姿勢を管理することが出来ます。

工法概念図